2014/12/20

マイクロガイドを使ってきて


 ガイドくらいであれば自分でつけられるので、これまでもガイドをいっぱいつけたり、スカスカにつけたり、バッドガイドをリールに近づけたりして、その違いを楽しんできました。

マイクロガイドが出始めたときも、もちろんいろいろ試して遊びました。
たくさんつけたり、ティップ側3つだけつけたり、グラスにつけたり、外したり、いろいろ。



結果はありきたりで面白く無いのですが、やはり適所適材というか、向き不向きというか。


感度は良くなります。
15年くらい使ってきたロッドなので、その違いは気のせいではないと思います。
ティップが軽くなったからじゃいの?と言われれば、もしかしたらそうかもしれません。
もともとのガイドに比べて、乾いた感じです。

飛距離はどうかというと、メーカーのHPの説明で間違いないのですが、細めのラインで重たいルアーであれば変わらず。
太いライン、もしくは軽いルアーだと明らかに抵抗を感じて失速します。

それからもう一つ。

ここが個人的に気持ち悪い部分なのですが、低弾性のロッドにマイクロガイドをつけると、キャスト後のティップのブルブルがそのまま手に伝わってきます。

このブルブルのせいで、ラインはガイドの内側で上下にぶつかり続け、波打つことになるので飛距離がガツンと落ちます。
そしてブルブルが手元に伝わって気持ち悪い。

僕はシャウラのように弾性が低め(発売当時は高弾性だったんでしょうけど)で粘りのある短いロッドを好んで使うので、なかなか相性のよいガイドセッティングが見つけられませんでした。
また、太いラインを使ってハードベイトを中心に、上が1オンスくらいから、下は4gくらいまで1本で無理やりやろうとするので、このへんも相性が悪いんですよね。

ということで、楽しかった実験もこれで終了となりまして、低弾性のロッドに付いているマイクロガイドはこの冬の間に外していこうと思います。

それから今回あらためて感じたのですが、バッドガイドはかなり小さくてもいいですね。
最近のベイトリールは低くセットできますし、バッドはブルブルしないから。
もはやバッドからティップまで全部同じ径でいいんじゃないかとすら思います。
ダイワのTWSだと話が変わってきますけど。


あとこれ。
これはスピニングですけど、ゼナックのシーバスロッドを真似て、トップガイドとその次を近づけてみました。
糸絡み、減ったような気がします
これは来シーズンも継続です。

2014/12/12

格安SIMにしてよかったこと


ソフトバンクiPhoneから格安SIMのIIJみおふぉん+G2にして数日経ちました。

「メール(softbank.ne.jp)が届かないんだけど」という電話を数件いただいた以外は、今のところ不具合無くきております。


それではIIJ(BICSIM)にしてよかったこと。


1.安い

引越し代、通話料を除いた料金を2年分にしてざっくり計算するとこんなかんじです。
機種代 28,000
MNP   2,000
SIM    3,000
通信   38,400(2GBコースと音声通話基本料1600円×24ヶ月)

合計  71,400円

3キャリアの場合だと、7000円×24ヶ月くらいでしたっけ?




2.料金体系がわかりやすい

3キャリアの不安なところは、自分がどんな契約をしているのかイマイチよくわからないところです。
「え?そんな補償入ってた?」とか、「この流れてくるニュースって有料だっけ?」みたいなところが気持ち悪い。

格安SIMは良くも悪くもそういう(僕にとって)余計なサービスがありません。
通信量の大小で3つか4つのコースがあるだけです。




3.保険がない
これは料金体系の不平等性というかなんというか。

3大キャリアの場合、何をどう見てもiPhoneの割引がその他のアンドロイド機種に比べて大きく、お得感でみたら選択肢はiPhone一択です。

それはそれでいいのですが、 機種の元値が高いので、小心者の僕はかならず保険に入りました。
月々700円位だったと思います。
何かあった時は大助かりな保険ですが、6年半で1度も使うことはありませんでした。

一方格安SIMの場合、機種の保険などありません。

もう枯れた技術ともいえる電話に10万近くも出す気にはなれない僕は、安めの機種を買って、紛失したり壊れたりした時は買い替え、という割り切りでいきたいです。
今回買ったドコモのG2は、28000円。

機能的にほとんど変わらないにもかかわらず、価格はiPhoneの1/3程度。
また、その時時にいろんな理由で安くなっているお得な機種を選択できる自由さは素敵だと思います。
SIMフリーのiPhoneを買う場合は、この保険は羨ましいですけどね。


ここまで書いてきて改めて感じたことですが、保険や窓口の必要ない自分は、保険や窓口が必要な人の分まで払ってきたんだなと。
あとMNP転入の人の分も。

過去6年間でショップに行ったのは、3G→4への機種変の時、1度だけです。
その時にしても、窓口の方が早く手に入るという理由で、ネット注文はせずに窓口までチャリをこいだと記憶しています。
ネットで手続する人にはそれなりの割引があってもいいと思うんですけどね。






2014/12/09

ソフトバンクからIIJへの流れ(MNP)

ソフトバンクから格安SIMのIIJにキャリアを引っ越しました。

IIJのサービスは、通常のみおふぉんの他に、BIC SIM、イオンSIMなどがあるみたいですが、公衆WiFiが使えるBICSIMを選択。
楽天モバイルも料金的には同じ感じですが、公衆WiFiが使えるかどうかよくわからないのです。

手順とか流れとか、電話が使えない日数などを時系列で記録しました。



11月某日
 BIC SIMの音声パックをビックカメラのサイトで入手。
 http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/service/bicsim/onsei.jsp
税込3229円。
 これにはSIMカードは入っていなくて、手続きに必要なコードとマニュアルのみです。


12月5日(金) 19時
 ソフトバンクに電話してMNPの転出手続き。
 http://www.softbank.jp/mobile/support/cancellation/mnp/
最初は自動音声で。
 4桁の暗証番号を聞かれて焦ります。
 その後、担当者に繋がるのですが・・・、なかなか繋がらない。
 それでもフリーダイヤルだし、電話をスピーカー出力にして放っておけば、つながった時にわかります。
 担当者(男性でした)から元気な声で転出理由を聞かれます。
 「料金です」と答えました。
 また担当者はいろんなキャンペーンをひと通り話してくれます。
 キャンペーンでiPhone6が実質無料だけど転出でいいんですか?みたいなやりとり。
 「既に端末を買ってますので」と答えました。
 終始明るく元気な声が印象的。
 
 
同日20時
 電話が終わると、iPhoneのメッセージにMNPの予約番号が送られてきます。


同日21時
 IIJみおふぉんのサイトで新規利用の手続き。
 https://www.iijmio.jp/start/
 手続きサイトとGメールを行ったり来たり。
  

12月6日(日)22時
  IIJからGメールに電話番号の停止予告がくる。


12月7日(日)10時 
 Softbankのサービスが停止。
 この瞬間からケータイ難民。
  iPhoneからSoftbank LTEの表示が消える。

 キャリアメール(i.softbank.jpとsoftbank.ne.jp)も当然使えなくなります。


12月8日(月)6時
 IIJからご利用開始のメール。
 本日から今月分を日割りで課金です。
 でもまだSIMは届いていない。


同日11時
 SIMが届く。 
  すぐ使いたかったけど忙しいので放置。


同日20時
 SIMを入れてアクティベーションを行う。
無事通話できました。



上記のとおり、僕の場合では12月7日~8日にかけて、約24時間電話が使えない状況になりました。
BICSIMカウンターという窓口手続きの場合、3時間くらいの不通で済むみたいですが、仙台には窓口がありません。
この不通期間が困るという人は、不通期間を休日に重なるように申し込み手続の日にちを調整するということが考えられますが、それでも上記と同じ日数で手続が進むとは限りません。

ちなみに開始月の料金は日割り計算です。
引っ越し元のソフトバンクの解約月の方は日割りではないので、月末に近いほうがお得・・・と、考えている人が多い気がして、そうなると手続に時間がかかるかも。
そういうわけで、あえて手続を月初めにしました。

以上が引っ越しの流れになります。

iPhoneの機種変の時もそうでしたが、ショップに一切行かなくていいのは素敵。
というかショップが存在しませんので、ショップがないと不安、という人が格安SIMを使う場合イオンになるんでしょうかね。

引っ越しにあたってあらかじめ用意した端末G2 L01とBICSIMの使い勝手についてはまたのちほど。

2014/11/26

アンドロイドのホーム画面で遊ぶ


6年使い続けたiPhone、あと1周間でキャリア替えに伴い卒業です。

アンドロイドの使い方に慣れるためにいろいろいじって遊んでいます。

挙動や見た目など下品ですが、自由度が高くて面白いですね。
PC自作派の自分にはこの下品さが向いているのかもしれません。

ホーム画面をいじってみました。
使用したアプリはスマホ側でDesktop Visualizer。
PC側でGIMP。
アプリは11個しか置けなくて実用性が低いけど、見た目の面白さ重視です。



 このへんが実用的で、多分このシリーズでしばらく使っていくと思います。

ロモグラフィーのたんぽぽ。

夕焼けの山。

流れ星。


インターバル撮影による星空。



これも実用的で見やすいですね。

iPhoneで使っていたアプリも、大体置き換えられそうです。



2014/11/03

キューブキュービック

もともと乗っていたプリウスのように屋根の低い(あるいは普通の高さ)の車は、チャイルドシートとの相性が悪いですよね。
子供を乗せるときに、長いロッドを積むときのように、一旦後ろに下がってから頭から突き刺すように乗せる必要がありまして、非常に面倒くさいのです。

そんなわけで多くの家庭が進む道、つまり屋根の高い車を買いました。
しかも3列シートです。

嫁が運転できるコンパクトな3列シートは限られています。

アレとかソレとか、キューブ・キュービックとかです。

頭の上の空気は完全に無駄だと思っていましたし、最近マツダの車がカッコイイしで、ボックスタイプはせいぜい4,5年乗って、マツダに交換かなと思っていましたけど、キューブ・キュービックは予想以上に釣りがしやすかった(笑

とにかく車中泊で6時間一度も目が覚めずに寝たのは生まれて初めてです。

その日は朝の9時から昼の3時という、釣れる気のしない時間帯を完全に睡眠にあてることができました。



運転席を一番前に出して、隙間を埋めなければ行けませんが、完全にフラットになります。
正確に測ってないですけど、170ちょっとの人であれば、斜めになるとか頭の段差を解消するとかの工夫をすれば足を伸ばして寝れます。
初期型プリウスよりも小さな車なのに。

乗り心地は悪いですよ。
頭がぴょこぴょこするし、後ろの座席はおしりがぴょこぴょこする。
ドアがバン!ですし。
うちはマンションの1階なのですが、車を変えてから「ドアの音で帰ってきたのがわかるようになった」と言われました。

しっとりとしたプリウスからなので、なおさら比べてしまいます。
ベンチシート、と言われていますが、まさにソファから公園のベンチです。

北海道で現行のキューブをレンタルした時はそれほど悪い印象がなかったので、この11型がそうなんでしょう。
しょうがないです。
それでもキュービックはキューブに比べればまだマシという話ですし。

睡眠以外でいいところは、小回りですね。
河川の堤防を登ったり降りたりするときの切り返しとか、そういう場面。
プリウスよりも明らかに回転半径が小さい。
ラクだなー。


2014/10/05

G2 L-01Fというアンドロイドスマホを買った。


ドコモの13-14冬春モデルだ。
iPhone3Gを発売日に買ってから早6年。
いつかくるだろうと思っていたが、ついにこの日が来た。

iPhoneにはBylineとかRssRadioみたいなお気に入りのアプリがあるし、いろいろ思い出もあるのでちょっとさみしい。
でもキャリアの縛りや料金の矛盾に辟易してきたし、言い換えれば要するに格安SIMという安い代替インフラが出来ちゃったのだからしょうがない。
今後、月々の支払いが1/3以下になると思う。
iPhone5がSIMフリーなら全然変える必要もないのに、残念で仕方ない。

機器に目を向けると、iPhone、というかスマホが僕にとってノートPCみたいにごく当たり前のものになったなという感はある。

やりたいこと(アプリケーションや周辺機器)がまずあって、それに合わせてOSを選ぶ。
MacでもWinでもLinuxでもなんでもいい。
ハードはそれを入れる箱、スペックが満たされていればそれでいいという関係だ。

箱はなるべくただ素の箱、OSもなるべくアプリのオペレーションだけであってほしい。
日本メーカーのPCは特にそうだけれど、人それぞれやりたいことは決まっているんだから、むしろ余計なアプリは入れてくれるな、である。

OSというのはつくづく難しいものだなと思う。
どこまでをOSにするか、技術者は葛藤があるだろうと思う
スマホは電話だから、電話アプリがOSに含まれることにあまり異論はないだろう。
アプリのインストールが出来ない人のことを考慮すると、地図はあった方がいいかもしれない。
メーラーはどうか、音楽プレイヤーは、天気は、電卓は…。
しかしツイッターは完全にアプリケーションの範疇だと思うし(使うけどね)、ヘルスケア関連なんて、余計なお世話の極みである。
 
生活全般をプロデュースするようなイメージでそういうアプリを含めているのかもしれないし、何か新しいものを入れなきゃいけないという事情かもしれないし、最も大きなボリュームゾーンのことを考えるとマーケティング上そうするしかないのかもしれない。
また、Macユーザーはけっこうそういうのに寛大である気もする(アップルのアプリケーションの完成度が高いというのもあるのだろう)。 
 
ちなみに今回買ったドコモのG2は、予想通り完成度の低いドコモのアプリが余計なお世話をしている。
それでもこれだけのスペックの機種が新品で28000円なのだから、そのへんは目をつぶって使うしかない。
iPhoneでも消すことのできない余計なアプリフォルダを作って、そこに隠して使ってきたのだから、気にするかどうかの問題で、問題という程でもない。
 
 
 
 この機種にした最も大きな理由は、iPhone5と同じように充電とステレオミニジャックが下側にある点だ。
 
 
 
僕は機種に合わせて車載ホルダーを自作するのだけれど、下側にジャックが集まっていると、今使っている自作iPhoneホルダーと同タイプのものが作れる。
 
 指すだけで準備が完了するのでかなり便利なのだ。
 
必要なアプリは大体揃ったので、あとは縛りの切れるタイミングでキャリアを変えるだけ。
準備は整った。
 

カスミのニコちゃんは何者か? その2 養殖とハイブリッド種

その1に続き、オスメスの違いについて書く予定だったけれど、アメリカナマズの養殖やハイブリッドについてもう少し。

その1の中で、「マニュアルストリッピング(鮭みたいに腹を割いて卵を出して人工授精させる方法)」と「ペンスポーニング」を比較した論文があり、僕の英語力のせいでこのペンスポーニングの意味がわからない、と書いたけれど、「ペン」は囲いという意味で、下のような囲いのなかに、オスとメスを入れて半自然に交配させる方法らしい。


完全自然環境においては、立木とは岩の影を好むのだが、ペンスポーニングでは木箱を用意。
オスはチャネルにしてもブルーにしてもネストを守る。



ここで、F1とかF2とかについて、メンデルの法則を忘れちゃった人のために説明。
簡単に言うと下の図になる。

まず、交雑させた1世代目をF1という。
2つの異なる特性がある場合、F1はすべての個体が優性遺伝子を引き継ぐことになる。

それが何を意味するかというと、F1はハズレがないのだ。

スーパーの野菜の形が整っているのは、人の手を加えて作ったF1の種だけを使っているためである。
そして、栽培したF1野菜から種がとれたとしても、F2にはハズレがあるので使用することはない。(種がとれないことも多い)

野菜は食料であると同時に商品だから、意図しないものはそもそも作らないのだ。

アメリカナマズの養殖も同様で、ブルーのオスとチャネルのメスを交雑させて作ったF1幼魚だけを購入し、育てていく。
仮に購入したF1個体が成長して卵を抱えても、おそらくその卵は使用しないだろうと思う。


カスミに移入されたアメリカナマズが結局わからない

そもそもアメリカナマズの地元アメリカの釣りの掲示板でも「これってブルーですか?」みたいな話がよく見られるのに、5回程度しかカスミで釣りをしたことがない僕が判断できるわけがないのだ。

・・・ないのだけれど、頑張って調べてみる。

移入されたアメリカナマズの種類として考えられるのは次のうちのどれか一つ、もしくは複数である。
1, チャネルキャットフィッシュ
2, ブルーキャットフィッシュ
3, 人口交雑による養殖用ハイブリッド
4, 自然交雑した意図しないハイブリッド



ブルーキャットフィッシュの幼魚の写真を見つけた。
カスミでは5回程度しか釣りをしたことがないが、どうもこれではない気がする。
地元の皆さん、見たことはあるでしょうか。







霞ヶ浦に移入した公式記録があれば苦労しないのだけれど、残念ながらネットでは見つけられない。
移入した年についても、ウィキペディアでは1971年、こちらの魚介図鑑では1981もしくは1979年とあり、こうも数字が違うと、そもそもまともな資料など最初からないんじゃないかと疑いたくなる。

移入の目的は、食用である(ウィキペディア)。




アメリカでハイブリッドナマズの形成法が確立したのが1966年である。
この養殖用ハイブリッド個体は、単に川から捕まえてきたブルーとチャネルを交雑させてできるわけではない。
交雑させたり、戻し交雑(親との交雑)させたりして、28種類をいろいろ掛け合わせて作ったとある。
28種類というのは、人工交雑ではシンプルな掛け合わせであるが、自然環境で全く同じ掛け合わせが偶然できる可能性は低い。

確立したのが1966年、そしてカスミにアメリカナマズが移入されたの1971年、もしくは1981年。

すでにハイブリッドは存在している。


上の表はチャネルに対するハイブリッドの優位性を示したものである。
生存率や出荷までの日数など驚くほど違う。
これだけハイブリッド食用として優れていると、チャネルだけを積極的に移入するとは考えにくい。

じゃあハイブリッドで決まり、とはもちろん言い切れない。

アメリカの民間の養殖業者が100万単位でハイブリッド幼魚を産生できるようなったのは、意外にも2000年以降である。

1971年当時、たとえハイブリッドの形成法が確立し他としても、まだ商業ベースに乗っていなければ、国外に持ち出すのは難しいかったかもしれない。
あるいは、アメリカは他の国を使って実験をするような国だし、他の国の食文化を変えてしまおうとする国であるから、実験段階のハイブリッドを移入することだってあるかもしれない。

もう全然わからない笑



カスミにアメリカナマズが移入されてから45年が経った。
完全に推測レベルではあるが、今のカスミに見た目が違うアメリカナマズがいることから、やはりハイブリッドなのではないかと思う。
人工交雑モノ、自然交雑モノ、どちらなのかは分からないが仮にハイブリッドが移入されたとすると、その子孫のF2、F3・・・さらに戻し交配、ハイブリッド同士の交配が繰り返されていることになる。
交配が進むと、上のトマトのように、隠れていた様々な特性が表現されるようになる。

ある個体はブルーの特徴が強く出てきたり、またある個体はチャネルの特徴が強く出てきたり、ということはあるだろうと思う。

もう本当にどうしてネットに移入の記録がないのかが悔しい。

とりあえずこの辺で切り上げるが、また何か新しいことがわかったらまた随時このブログで。


魚の人口産卵について http://www.fao.org/3/a-ac742e/AC742E04.htm
ペンスポーニングボックス http://www.ag.auburn.edu/fish/image_gallery/details.php?image_id=678&sessionid=eb4e832e58fada
メンデルの法則 http://www.beach.jp/circleboard/ac97121/topic/1100082485013
ブルーキャットフィッシュの幼魚http://www.ag.auburn.edu/fish/image_gallery/details.php?image_id=1156
ウィキペディア アメリカナマズ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%82%BA
ウィキペディア アメリカナマズウィルス病 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E7%97%85
ハイブリッドナマズの優位性、その歴史、その他 http://www.thefishsite.com/articles/1326/hybrid-catfish-offer-performance-advantages-for-us-catfish
ハイブリッドナマズの生産について https://www.extension.org/mediawiki/files/1/13/Production_of_Hybrid_Catfish.pdf.

2014/08/06

カスミのニコちゃんは何者か? その1 チャネル、ブルー編


カスミでアメリカナマズを狙うと、黒くてゴツくて頭が2つに割れている個体と、それよりは色が薄くて細くて頭が割れていない個体が釣れる。

頭が割れている個体を、我々は勝手にニコちゃん(大王)と呼び、割れていない方は特に何と呼ぶこともなく「あ、ふつうの方・・・」みたいに濁して呼んでいる。

体色は環境の影響を受けるものだが、同じ場所で釣れてもやはり黒と茶色に別れるため、環境の影響だけではないとわかる。

この違いはサーモンの鼻曲がりみたいに性別によるものしれないし、これだけ外見的特徴が別れるのだからそもそも種類が違う(チャネルフィッシュとブルーフィッシュ)可能性もある。
さらにハイブリッド個体というのもある。
完全に調べることは難しいと思うけれど、今回は特に『ニコちゃんは何者か?』というテーマで、グーグル検索と実釣でゆるく調べた。


まずはチャネルとブルーの違いについて調べてみた。



https://www.youtube.com/watch?v=udYENQax_18


http://www.catfishedge.com/catfish-species-basics/

僕が英語圏に住んでいたのは、1年弱の期間で、しかもそれは10年以上前のことだから、英語を読むのも聞くのも楽ではない。
それでも出来る範囲で動画と上記サイトから違いをまとめると、

チャネルキャットフィッシュ
・斑点がある。(大きくなるときえることも)
・尻ビレの鰭条(きじょう)という骨みたいなものが24~29本ある(動画のおっちゃん説では28本以下)
・尻ビレの全体的なカタチが丸みを帯びている
・30ポンド(13.5kg)を超える

ブルーキャットフィッシュ
・斑点がない
・尾びれの鰭条(きじょう)が30~36本(動画のおっちゃん説では29本以上)
・尻ビレの全体的なカタチが四角い
・100ポンド(45kg)を超える


では実釣した個体で確認してみる。
まずは茶色い方・・・ちゃんとヒレを伸ばして写真を撮ればよかったのだが。

1本釣るとPEラインにヌタヌタが絡みつき、指でしごくと、ヌタヌタがまとまって移動はするのだが、まとまるだけである。
ハサミでヌタヌタのまとまりを切るようにしないと、完全に除去することは難しい。
要するにキモいから触りたくないのだ。

それでもまあ、この茶色い方は斑点がいっぱいだし、尻ビレの鰭条もざっくり数えて25~27くらいか。
もう明らかにチャネルだ。


問題はニコちゃんである。
小さなニコちゃん(約40cm)
頭が割れているし、黒い。

この時点では見分けのポイントを予習せずに釣ったから、ろくな写真がないのだけれど、テールに近いほうに斑点がある。
しかし尻ビレの形は、四角く見えなくもない。
微妙である。






大きなニコちゃん。(約60cm)
よく引いた。

こいつがブルーなのか、はたまたチャネルなのか。

斑点は・・・ほとんど見られない。
ブルーかもしれないし、チャネルでも大きくなると消える、という現象かもしれないし、なんとも言えない。


尻ビレの鰭条の数は、ヒレがたたんでいるため正確ではないが、28本に見える。
もしかしたらあと1本くらい引けるかも知れない。
1本引いたらおっちゃんの説ではブルーになってしまう。
うーん、微妙。

はっきり言ってよくわからない。


もっとよく記事を読んでいると、どうやらハイブリッド個体というのがいて、しかもそれはありふれているということがわかってきた。

ちなみにハイブリッド個体について検索すると、釣りではなく、学術サイトが増える。
研究では、F1とかF2のように雑種の世代を厳密にしているため、この個体の写真が見たいところが、残念ながら論文のアブストは文字しかない。

http://www.ag.auburn.edu/fish/mediagallery/2014/03/17/channel-blue-and-hybrid-catfishes/

写真はブルーとチャネルとハイブリッド。
雑種の世代まではわからないが、釣り人がテキトーに言ってるハイブリッドではなく、意図的に作られたちゃんとした養殖用のハイブリッドだろう。

米国ではナマズは養殖されていて、ハイブリッド個体はナマズ養殖屋に好まれている。
ハイブリッド個体のほうが抵抗力があり、成長も早く、かつ成長の個体差が小さく、生産性が高いらしい。

つまり、さきほどありふれたと書いたが、養殖のナマズはほとんどがハイブリッドらしいので、その数はけっして少なくないのだ。

日本にどのような経緯で入ってきたか知らないが、仮に『食用』という目的で日本に入ってきたとしたら、上記の特徴からおそらくハイブリッドだろうと考えるのが自然だ。


ちなみにハイブリッドの組み合わせはブルーのオスと、チャネルのメスの交雑だそうだ。
その逆があるのかどうかはわからない。

ハイブリッド個体の抗体反応をテーマにした論文も見つけたが、その組み合わせもブルーのオス、チャネルの雌だった。
養殖用のハイブリッドに限れば、すべてその組み合わせなのだろうと思う。

養殖ではなく自然環境での交雑については、「マニュアルストリッピング(鮭みたいに腹を割いて卵を出して人工授精させる方法)」と「ペンスポーニング」を比較した論文があり、僕の英語力のせいでこのペンスポーニングの意味がわからないのだが、かりに自然交配という意味だとすると、自然環境でもハイブリッドが生まれていることになる。
もちろん養殖用ハイブリッドは腹を割いての人口受精だ。


話がそれてしまったが、今のところ結論は出せない。
ハイブリッドがこんなにありふれているとは思わなかった。
米国の釣りサイトの写真も、もしかしたらブルーかもしれないし、もしかしたらハイブリッドかもしれない。

次回はオスメスの違いについて調べる予定だが、チャネルのオス・メス、ブルーのオスメス、ハイブリッドのオスメスの違いを全部調べなきゃいけないかと思うと気が遠くなってきた。

最後にブルーキャットフィッシュで画像検索して出てきた画像を並べてみる。
たぶん全部ブルーだけど、もしかしたらハイブリッドが混ざっているかもしれない。

個人的な印象になってしまうけれど、ブルー顔は、カスミのニコちゃんより顔よりも小さい気がする。










<参考>


・おっちゃんによるブルーとチャネルの違い説明動画:
https://www.youtube.com/watch?v=udYENQax_18

・キャットフィッシュのビッグ3のタイプ:
http://www.catfishedge.com/catfish-species-basics/

・チャネル、ブルー、ハイブリッド:
http://www.ag.auburn.edu/fish/mediagallery/2014/03/17/channel-blue-and-hybrid-catfishes/

・ブルー雄とチャネル雌のハイブリッド個体の、エラ症原因菌に対する抗体反応のサマリー:
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1577/1548-8667(1996)008%3C0249%3ASAAROC%3E2.3.CO%3B2#.U-AhxON_s0p

・ハイブリッドキャットフィッシュの商品としての優位性:
http://www.thefishsite.com/articles/1326/hybrid-catfish-offer-performance-advantages-for-us-catfish