井之口刃物のヤフーストアで訳あり牛刀を購入したらMACの牛刀が来た話

 

おすすめしてもらった井之口刃物の牛刀がまさかの3000円。
これ以上包丁が増えても、、、と思いつつ購入。

「画像はイメージです」

包丁はそのままで、傷とかプリントズレとかでイメージと異なるものと思ってましたが…


届きました。
まさかのフッ素www


MAC株式会社の輸出用の牛刀のようです。
ブランドも違うし、調べてみると長さもちょっと違う(215mm)


フッ素の剥がれがあります。
性能には問題ないので、メインで使う包丁でなければ、こういう訳アリ品を安く買うのも面白いですね。

まあこうして意図しないものが届くわけですが・・・



一応商品説明にはaus-8とあります。
鋼材はそのとおりであってほしいんですけど…。
僕がブラインドで砥いでaus-8とVG10の区別がつくとは思えないんで。

フッ素の効果も見てみたいので、割と楽しみに使っていこうと思います。



 MAC株式会社を知らないので調べてみます。

マツコの知らない世界に出てたみたいですね。

覚えてます。

日本の刃物大好きな外国の方が、MACのペナペナにしなるテーブルナイフを紹介してました。


本社は大阪府堺市。

工場は関。


井之口刃物のストアから発送されているので、工場が共通かなと思いましたが、違うみたいです。

商品管理が同じところなんですかね。

国内よりも輸出用がメインのようにも見えます。

英語の方が遥かに情報が多い。


届いた商品はこれですね。
Sushi Chef exというプリント。
90ドルくらい。

国内用だとコレですかね。
ノンスティックシリーズ。
牛刀215mmです。


アマゾンで8000円くらい。
145g
鋼材はクローム・モリブデン鋼、ということはやはりAUS-8。。。かな?


面白いのは刃付け。
国内用は、はまぐりっぽい片刃。

ただし、うちのは海外用だからなのか、はまぐりの両刃でした。

4000CLの180mm牛刀にくらべると、刃が薄く、かつ口金がないので、215mmのわりに軽くて繊細に感じます。
刺し身とかも良さそうですね。

玉ねぎをスライスした感じは、まあよく切れます。
ヤクセルのVG10と変わらない。
切れ味は砥ぎ次第のところがあるので、そこはまあいいとして、フッ素加工が生きる対象物があるといいですね。
やっぱり肉だと抵抗感とか違いがわかるかなー。
あと巻き寿司を切るときとか。

肉と刺身と寿司で使っていきます。

コメント

  1. これ、井之口刃物さんの製品ですよ、井之口刃物さんは多くの包丁メーカーの下請けをしています。
    マックさんやトーホさんの下請けは有名で、材質はAUS8で間違いないです。
    井之口刃物さんはほぼAUS8専門のメーカーで、
    偶に銀三とかZDP189も手がけますが、基本的にはAUS8専門です。

    それで面白いのが、製品によって鍛造や焼き入れを変えている事です。
    なので、MBS26とか440Aを再現した様な物に当たる事もあります。
    後超硬刃シリーズならSPG2かな?
    それと1枚打ちで変則刃付け用に打たれているので、変則刃付けがやり易いです。

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  2. 書き忘れました、テフロンの効果は食材が横っ腹に張り付きにくい事、
    そして汚れが付きにくい事です。

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  3. インフォメーション
    今年は緊急事態宣言が解除された為、急遽、関刃物祭りが開催される事となりました。
    実施は10月16日、17日の二日間です。

    狙うべき刃物

    AUS8の牛刀(24㎝)、鍛造、焼き方によって切れ味やキャラクターが違うので注意
    G-sakaiのクッキングATS(ATS34)
    奥田刃物の津保𠮷金・出刃18㎝(AUS)

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  4. >>マックさんやトーホさんの下請けは有名で、材質はAUS8で間違いないです。

    よかった!
    ありがとうございます!!

    どういう事情かわからないですけど、違う鋼材を仕入れずに、焼入れで炭素量が違う鋼材を表現するのが面白いですね。


    440A、MBS26、SPG2
    たぶん僕の感覚では違いがわからないと思いますが、プラシーボでもいいのでその辺を意識して集中して砥いでみます笑

    >>10月16日、17日
    急遽決めたのは英断ですね。
    やるなら今だと思います。
    サッカーコーチと仕事で行けないですけど、みんな少しずつ動き出している感じがして嬉しいです。

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    1. >>たぶん僕の感覚では違いがわからないと思いますが、プラシーボでもいいのでその辺を意識して集中して砥いでみます笑

      研ぐと全く感触が違うからびっくりするよ、440Aを再現していると異常に粘る。
      MBS26を再現しているとガリガリした研ぎ味なんだけど、包丁が異常にしなる。
      SPG2だと異常に硬い。
      ここまで変化する鋼材ってAUS8しかないですね?

      そういう意味で奥田刃物の津保𠮷金・出刃18㎝をお奨めした訳です。
      440A(グレステン)を再現しており、本家本元の440Aよりも切れる。
      その物凄い切れ味を体験して欲しかった。

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    2. ヤクセルのvg10とGサカイのvg1であれば、なんとなくvg1の方がサクサク砥げる感じはするのですが、ブラインドだとまだ自信ないです。

      奥田刃物のサイト見てきました。
      同じ津保吉金なのにV金と鋼の利器材があって、出刃のみAUS8なんですかね。
      VG1のシリーズがあるのも趣き深い。

      あと思ったのは、凄い包丁を作ってるんだから、もう少しホームページを頑張ってほしい!
      もっと語って、もっと発信してほしい。
      凄さが伝わらなくてもったいないですよね。

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    3. そうなんだよね、もう少しホームページ頑張って欲しい。
      関の刃物メーカーってそういう所が弱いです。

      今、津保𠮷金の包丁は出刃のみがAUS8です。
      昔は牛刀シリーズもあったのですが……

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