見るからに安そうな鋼の包丁を砥いだ話

見るからに安そうな包丁を砥いでみました。

鋼です。

こういう昔見た懐かしい包丁を砥いでみたかったので楽しみです。


調べてみた限り販売はされてないみたいです。

過去のオークションの記録に3本710円というのがありました。


さて砥ぎます。

殆ど使ってない包丁。

切れればいいとのことで、錆はそのまま。

そのままでも全く切れないわけではない。手を付けたのは切り刃だけ、というか小刃と糸刃だけ。

 

SK11で軽く砥いだだけで盛大にカエリがでて、裏を砥いだらカエリが糸状につながって落ちていく。

この感覚は新鮮w

4000CLという鋼とステンレスのクラッド材の包丁を持っていますが、同じ鋼でも全然感覚が違う。

面白い。

というか大丈夫なのかコレ。

三河油石で糸刃をつけて終了。

5分もかかってないと思います。

5分でつく刃にしては悪くないんですよね。

ヌメッとはしてない、ザーって感じで確実に切れていく。

キメは細かくないけど、硬い粒子が引っ掻いていくような切れ味。

なんだか褒めてるんだか褒めてないんだかわからない表現になってますw

こういう包丁に慣れた人がステンレス包丁を買って、また鋼に戻ることがあると聞きますが、わかるような気がします。




コメント

  1. #5000の三河油石でも、もっとしっかり研ぐとかなり滑らかな切れ味になるよ。
    上質紙じゃ無くて、新聞紙でも同じ事が出来る。
    鋼って安物でもかなり切れるんだ。

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  2. ステンレスとは別枠ですね。
    うちの母親が頑なに汚い鋼の包丁を使い続けてるのですが、この切れ味と砥ぎ易さのバランスを体感して納得しました。
    下の子に手がかからなくなったら全鋼の牛刀とか手を出してみたいですね~(包丁沼)

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    1. 全鋼は恐ろしい程手入れが大変だよ。
      ステンレスの1枚打ちが楽で良いよ。

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    2. それでは全鋼は老後の楽しみですかね~。

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    3. あ、書き忘れたが、440Cの1枚打ちも避けろよ、あれは素材自体が悪い。
      切れ味自体は良いのだが、油の少ない物、汁の少ない物は包丁の横っ腹に張り付いてしまい
      まともに包丁を動かせなくなる。440系鋼材はそういう欠点を持っている。
      だからグレステンも実は代替品としてAUS8に置き換わった。
      そういう経緯からだ。
      お奨めとしては、井之口刃物の21㎝牛刀をお奨めする。
      この刃物、鍛造だけなら何処のAUS8よりも抜きに出ている。
      ただし、刃付けが思いっきり糞なので、自分で刃付けし直す必要がある。
      自分で初めから9:1の変則刃にしてしまえばいい。
      そうすれば物凄く切れる刃物になるよ。

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    4. >>井之口刃物の21㎝牛刀

      https://store.shopping.yahoo.co.jp/inoguchi/123456.html?sc_i=shp_pc_store_c21timeline&_t=1632899255338

      AUS8とあるのでコレですよね。
      訳ありで3000円なのでポチッとしました。いやー、これ以上包丁増やしてどうするんだっていう沼(汗)


      440Cの張り付きは初めて知りました。
      ミソノの440の鋼材ですよね。
      汎用性の高い鋼材だと思うのですが、目に見えないレベルの組成で張り付きに違いがあるのが面白いですね。組成がキレイすぎるんですかね。

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