X-trans CMOSⅡ RAW現像とフィルムシュミレーション・クラシッククローム

仙台は10年に1度くらいの頻度で桜の花に雪が積もります。

今年は中央の錦町公園の桜はほぼ満開、僕が住んでる泉区はまだ0~1分咲くらいの時期に、がっつり降りました。


そんな日にX-T10とXF35F2Rで撮影。

電子先膜シャッターありがたいですね。

1/4400sです。


RAW→JPEG

現像ソフトはdarktableを使ってます。

ただインストールするだけでXF35mmF2rのレンズ補正がサポートされていますが、色収差も歪曲収差もイマイチです。

自分でプリセットを作ることもできます。

歪曲収差は満足いくところまで補正できましたが、色収差はまだ。
よくわからなくて手を付けてないです。

この写真のようにコントラストが低ければ全然目立たないのですが、晴れた日の明暗境目はけっこうしっかり色収差がでます。

周辺減光も自分では補正しきれてないのですが、これは写真の味だと思えばそれほど気になりません。


クラシッククローム(フィルムシュミレーション)

公式サイトに「ドキュメンタリータッチの写真集や雑誌から汲み取った雰 囲気を再現」とあって、もう少しコントラストが高いのかなと勝手に思ってましたが、案外あっさりしてますね。
被写体によるのかな。


jpeg撮って出しだと収差とか周辺減光はキレイに補正されています。

ただ、その代償なのか、そういう意図でそうしているのはわかりませんが、jpeg撮って出しはRAWに比べて解像度が低いです。

屋根に積もった雪の精細さはRAWの方が細かく解像できています。


改造感、精細さ・・・RAW>フィルムシュミレーション

全体の色や完成度・・・フィルムシュミレーション>RAW 


この辺がほんとに悩ましい。

PCでカメラ内と同じように現像できればそれでいいんですけど、それができない。

子どもを撮る場合は、毛穴まで表現する必要はまったくないのでjpegで撮ることにしています。
でも帽子のつばの影を明るく持ち上げたいとか、あるんです。
jpegだと当然破綻します。
撮るときにダイナミックレンジを拡張するとかすればいいんでしょうけど、行動が予測不能な子どもですからね。

ニコンだとRAW一択ですからね。
悩んだこともありません。
カメラ内でもPCでも同じ画が現像できる。

ニコンのカメラは間違いなく使いやすいし画質もいい。

あ、そういえば最近久しぶりに電気屋に行ったのですが、ニコンの売り場だけ時間が止まっている感じがしたんですよね。
真っ黒いボテッとしたボディが並んでいる。
初めてカメラを買う若い人には、なんかこう、威圧感というか、異様な雰囲気だろうなと。

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