三河油石で4本いっきに砥いでみた。

いつもは妻が「これ切れなくなってきたよ」と言ってくるので、それに合わせて砥いでるのですが、今回は「3本全部切れなくなったよ」でした。

3本とは、G-Sakaiの空(VG1)、藤次郎(DPコバルト)、貝印の6000st。

ついでに自分専用の4000CLも砥ぎました。

おかげで4本の個性が感じられて楽しかったです。

4000CL。
なんか平に傷入っちゃったけどまあいいか。

ようやく自分好みの変則片刃になってきた。
なんで5:5の両刃包丁を変則片刃にするかというと、キレイに5:5で砥ぐ自信がないからです(;´Д`)
いや、料理もしやすいんですよw
ゆっくり薄く引くときいいですね。
パンパンリズムよく叩き切るようなときは5:5でも8:2でもどっちでもいいです。

よく切れるSK鋼。
砥いでいてそれほど粘りは感じないけど、かといって欠けやすい感じもない。
使いやすいです。


DP鋼のペティ。
購入してからずーっとあんまりいい印象がない。

砥ぎやすくて、(砥いだ直後は当然)切れ味良くて、ただしすぐ切れなくなる、という毎日手入れするプロ用らしいですけど、自分が下手なせいか、それほど砥ぎやすいとは感じないし、(砥ぐのが下手だから当然)すごく切れるという感じもしない。

欠けやすいというのは分かる。

ペティなので刃先偏重で使っているというのもあると思うけど、妻から頼まれるたびに、「けっこう欠けてるな」と思いながら砥いでます。

 これがだめになったとしても、同じ包丁は買わないと思う。


VG1の空。
これは最初から変則片刃です。

お気に入りの三徳包丁。

これこそ簡単に砥げて、砥いだ直後、腕の産毛がファサー・・・と剃れます。

産毛ファサー・・・が料理に向いているかというのは置いといて、僕の技術で簡単に砥げて、切れ味が出しやすいのはDP鋼よりもVG1ですね。

以外なのは、購入したG-SakaiのサイトではVG10とVG1の硬度は変わらないんですよね。
https://www.gsakai.co.jp/jp/blade-steel-material.html

砥いだ感じでは、VG1はもっと柔らかい感じがするんですけど。

粘らないので、もちろん永切れしないけど、僕みたいに自分で砥げる素人と相性抜群の鋼材。

ただ、VG1の包丁って最近あんまり見ないですよね・・・。


最後に6000ST。


半解凍の食材専用に使っていて、とくに切れ味うんぬんで見てないので写真もコメントなし。

コメント

  1. VG-1がさほど切れるとは思わないけどね?
    だってVG-10の方が良く切れるし、もっとやばい金属はいくらでもある。

    ミソノのUX-10、正広のMBS26、G-sakaiのATS34はやばい位切れる。
    ただ、UX-10は非常に高いし、MBS-26は非常に欠けやすい。
    おすすめはATS34かな?

    実はもっと切れる包丁もあるけど、お値段がアホみたいに高い。
    ZDP189とかハイス鋼全般だと最早斬鉄剣レベル、
    恐ろしいほど切れるけどお値段も恐ろしい。
    最低でも2万~高い物は100万近く……

    4000STのSK鋼ですが、TNS4って鋼です。
    昔は医療用のメスやカミソリの刃に使われていました。
    こちらは研ぎ易くて良く切れるんで重宝されてるみたいですが?

    返信削除
  2. 入力ミス
    4000ST>>>4000CL

    返信削除
  3. >>G-sakaiのATS34

    G・SAKAIの空を買うとき検討しました。
    一般的な包丁の感覚だと高いですけど、それでも良心的な価格かなと思いました。
    ただ、妻の手には大きすぎる気がしたのと、砥ぎの知識がなかったのでビビって見送りました。
    まだ貝印の#3000しか持ってませんでしたし。

    過去ログを調べてみたら、空を買ったのが2年前・・・。
    おかげさまで素人なりに上達したと思います(*´∀`)

    返信削除

コメントを投稿