1杯分の水出しコーヒー抽出方法

20年くらい前だったと思いますが、美味しんぼを読んでいると、水出しコーヒーが究極のコーヒーとして紹介されていました。

方法は簡単で、麦茶みたいにお茶パックの中にコーヒーの粉を入れて、水の中に放り込むだけ。

当時住んでいた学生寮にお茶パックがなかったので、コーヒーの粉をフィルターに入れて、折り込んで塞いで、ホチキスで念入りに止めました。

けっこうよく覚えています。

そしてその味にガッカリしたことも覚えています。

・・・ナニコレ麦茶じゃん!?

「雑味がない、スッキリとした究極のコーヒー」と山岡さんは言ってたけれど、いくらなんでもスッキリしすぎ。


あれから20年、こうしてコーヒーにハマって、ふと疑問が湧いてきます。

あのとき不味かったのはしょぼい豆のせいだったんじゃないか、うまい豆を使えばうまい水出しコーヒーになるんじゃないか、と



 水出しコーヒーの抽出ボトルは、ハリオから良さそうなのが出ています。

でもちょっとデカすぎ。

1杯でいい。


 1杯用の水出しコーヒー抽出器をつくりました。

材料費は105円。
ダイソーのアルミ針金。


 こうしてカップに収まります。


 直前に挽いたコーヒー粉を入れて、水でひたひたにします。

豆は5日前に焙煎したエチオピア。
酸味を残した中煎りです。

 冷蔵庫で3時間、冷やしながら抽出。

はい出来ました。

味は・・・あ、ちゃんと美味い。

麦茶じゃなくてコーヒーの味がします。

酸味があって、香味もある。

やっぱり豆の違いか~。

濃い目に入れて氷で一気に冷やす方式と比べると、たしかに山岡さんの言う通り雑味が少ない。

あとなんだろう、雑味はないんだけどなんとなくトロみがあるというか、口の中でコーヒーの成分がまとわりつくような感じがします。
なんか上手く表現できないですね。

香りは一気に冷やしたほうが強いと思います。
一般的には氷方式のほうがコーヒーらしくて美味いと思うけど、水出しは、これはこれでアリですね。


夏は出番が増えそうです。


コメント

  1. 次回はいよいよアイスコーヒー&コーヒーゼリーでしょうか?

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  2. あ、ゼリー忘れてました(;´Д`)
    明日ゼラチン買ってきます!

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