ステンレス包丁を4本砥いだ三河油石の表面

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

僕は包丁を砥いでます。

これまで貝印の3000番(というわりに結構粗い)からのキング6000番で、僕の技術だと2本砥げば疲れる、というか飽きて集中力がなくなります。

硬質、ヤスリ系の天然砥石〜三河油石だと、いきなりこれでガーッといくと2000番くらいの感じ。
そこから力を抜いて優しくシャーッとやると5000番くらい。
それで終了となって、つまりうちにある包丁4本を一気にいけます。

今までポッドキャストを聞きながら緩やかに過ごす趣味の時間であった包丁砥ぎ。
それがあっけないほどあっさりと終わってしまします。
いや、それはもちろん良いことなんですけど、趣味として成り立たないほど現実的かつ実用的な砥石だと言いたいのです。


 4本砥いだあとの表面を拡大。

単焦点レンズと僕のレタッチ技術で傷を強調…すこし強調しすぎ(;´∀`)


 別角度から。

 こちらの方が実際の見た目に近いですね。

ダイヤモンド砥石1000番で表面を仕上げた時は、少し曇った御影の墓石くらいのツルツルさで、4本砥ぐとそこに細かな傷が入りましたが、表面に歪みはなく、このまま5本目、6本目と余裕でいけます。

我が家の貝印とキングの研磨剤系の砥石は、包丁で砥ぐ以上に砥面の平面処理ですり減っていき、実にもったいない気持ちにさせられます。

さらにその作業自体がつまらないw
趣味なのに。

包丁に鋭い刃をつけるために仕方なく平らにしているのが本音です。

このもったいなさとつまらなさのせいで、近所のママ友や仕事づきあいのある人から包丁砥ぎについて相談があっても、「じゃあ僕が砥ぎましょうか」とはなりません。

適当に貝印や京セラのタッチアップシャープナーを紹介しています。
月に1回シャーシャーやって、2年でシャープナー買い替え、とかほんともう適当に言ってます。
そんなに間違ってるとも思いませんが。

表面処理の労力が大幅に減る三河油石なら、ご近所さん1〜2人位なら砥いでも良いかなと。
ただ、僕の包丁は9:1くらいの片刃ばかりなので、両刃は緊張しそうな気がします。
あと、1〜2名分砥いで、その話が他のママ友に広がるのも困っちゃうんですよね。

コメント

  1. この石、本当に仕事が早いから困っちゃうでしょ?
    でもね、早いだけじゃ無いんです。
    研ぎ方によってはもの凄い切れ味を発揮します。
    まあ自分で研ぎ方を見付けるしか無いんだが、見付けると新しい世界が開けますよ。
    一度挑戦してみて下さい。
    成功すると大根がぬるっと切れる様になれば合格です。

    返信削除
  2. 水に浸して、砥面を修正して・・・という儀式が趣味っぽさを出していたんですけど、そういう雰囲気が出る前に終わっちゃいますねw

    トマトはパフォーマンス向けで大根は実用的な切れですね。
    僕はキャベツの千切りとか、オニオンスライスのときに、包丁が身を薄く捉えているにもかかわらず滑って空振りし出すと、そろそろ砥がないとな〜となります。

    返信削除
  3. 次回は切れ味に挑戦ですね?

    トマトは包丁を載せて僅かに後ろに引いただけで両断出来、大根は真空切りでヌルッと切れる。
    青ネギの真空切りはデフォって言うぐらいの切れ味が出せますから、そうなるまで挑戦してみて下さい。

    返信削除
  4. 最近、AUS10とかAUS8V、AUS10Vって言う合金の包丁が出始めました。
    もの凄く気になってます。
    噂ではかなり切れるらしい。一度研いでみたい。

    返信削除
  5. 最近、AUS10とかAUS8V、AUS10Vって言う合金の包丁が出始めました。
    もの凄く気になってます。
    噂ではかなり切れるらしい。一度研いでみたい。

    返信削除
  6. >>AUS10

    検索してみても圧倒的に少ないですね。

    HRC硬度は61~62程度とあったので普通の家庭で普通の砥石だと大変そうですけど、こういうのは鋼材の「粘り」次第でいけるものですかね。

    返信削除
  7. HRC=61有ると普通の砥石では不可能です。
    粘りの無い鋼だったら行けますが、ステンレスですので限界硬度以上だと思います。
    やはり三河油石の範疇ですね?
    丁度Kai-Goldと同じ硬さです。

    返信削除

コメントを投稿