アジア予選の傾向と対策

昨日のシンガポール戦。

連携を高める練習と捉えるなら、あのメンバーでいい。
しかし、確実に勝つことが目的なら話は別。

極端な話、闘莉王、ハーフナー・マイク、豊田の3トップなら楽勝だったと思う。

香川も宇佐美も、体の小ささ、軽さを活かして、大柄のディフェンダーの間を素早く動くことで得点を生み出すプレイヤーである。

自分と同じような小さくて早いプレイヤーが11人で守るチームに対して適材ではない。

そんなことは誰でも知ってる。



僕は、今回のドローは協会の責任だと思う。

4年前も、そのまた4年前もこういうことはあったし、次の4年後もこういうことはありそうだ。

もう何十年もアジア予選をやっているんだから、「傾向と対策」くらいできるでしょう。


この時期の代表監督は基本的に新監督で、基本的にアジアについて知識が少ない。
知る必要もなかった。

協会はアジア1次予選をどう捉え、どのように戦うか、を明確にし、新監督に進言すべきなのだ。

勝ちに行くのか、連携の練習と捉えるのか。


アジアは、日本より小さな体の選手が多い、という点で特殊だ。
そして下手だ。
だからヨーロッパの強豪を想定した連携の練習にはならない。
勝つなら大きな選手を並べて、パワープレイを繰り返すのが最短だ。
逆にディフェンスラインには小さくて早いプレイヤーを並べるほうがいいかもしれない。

僕なら面白くなくても勝ちにいく方を選ぶ。

連携とか、奪ったら早くとか、ワンタッチとか、そういう相手じゃない。

なんでこの時期からドキドキしなくちゃいけないんだ。

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