2014/07/01

野球脳とサッカー脳とメンタルスキルについて

秋田には各小学校に野球部がある。
僕が所属した野球部は県大会のさらに下、地区大会レベルだったけれど、ランナー1,3塁の守備において、1塁ランナーが走った時の対応は4種類あった。

1・3塁になった時点でキャッチャーがサイン出し、どの対応をとるか決めておくのだ。


それでは4種類のうちの一つを紹介。

1塁ランナーが走る。
その瞬間、1塁手と3塁手がセカンドを指差し、「セカンド!!!」と声を出す。(監督やベンチの控え選手も声を出す)
2塁手と遊撃手はどちらかが2塁ベースに入り、どちらかがバックアップの体制に走る。
投手はキャッチャーの送球が当たらないようにしゃがむ。
キャッチャーは素早く2塁、ではなく3塁に全力送球する。
3塁ランナーが塁を離れていれば、タッチアウト。
作戦がバレていれば、ランナー2,3塁。


本番で滞りなくできるように、残りの3種類も同様に練習しておく。



監督は普通の地方法務員の教員だった。
他の小学校にも大体1人か2人は野球好きの先生がいて、そのくらいの練習は当たり前のことだった。

何を言いたいかというと、20年近くも前、Jリーグがまだ始まっていなかったころに、秋田の地区大会レベルの小学生は、それくらいの「野球脳」で野球をしていた。

同時期の野球少年は、おそらく中国や台湾の代表選手よりも野球を理解していたかもしれない。




ツイッターでサッカー脳の話を少ししていてそういうことを思い出したのだが、試合で何をすべきかわかっていればいるほど、緊張してもパフォーマンスが左右されにくいということがわかっている。
(口に出して言うと当たり前のことだけれど、これを証明するのは結構難しかったと思う)




これまで何度も言ってきたが、スポーツにおいて精神力というのは、精神的「技術」だ。
ハートではなくブレインである。

緊張した時にどういう対応をすればいいか、たくさんの選択肢の中から何を選択するべきか、どういう振る舞いをすればいいのか、周りの人間はどういうサポートをすればいいのか、そういうことが野球脳でありサッカー脳である。

 日本のサッカー脳が進化すれば、おそらく歯車の狂いやすいパスサッカーでも、もう少し安定した力が出せる気がする。

決勝トーナメントが始まって、体の小さなチリやメキシコが負けたのは悔しいが、そういう試合を見ていても、ザックジャパンのスタイル、日本のサッカーの方向性は間違っていないと思う。
僕はザッケローニ監督の采配からたくさん学んだし、多くの日本のサッカーファンも同様だと思う。
脳を鍛えるというのは、絶対に日本人に向いている。



そういえば帰国したチームを空港で暖かく迎えたというニュースを見てホッとした。
韓国のようにアメ玉を投げつけるよりは、今後の日本のサッカー脳にとってはるかに良い態度だと思う。
「学ぶ態度」というやつだ。

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