バルサクランクを作る

 このボックスの中にはルアー作りのパーツが入ってまして、主にアイとリップの型紙とボディの型紙が入ってます。

ルアー作りは、人によってそれぞれ方法があると思いますが、僕は型紙を作る所から始めます。

作って使ってみて感触の良かったものは上のボックスに保存します。


シェリルクランクの型紙も生き残り組です。

横幅の大きなクランクなので、断面図となる型紙はそれほど大きく見えませんね。

非常に残念なのは、リップの型紙を保存してなかったことです。

あーりーさんにプレゼントした1個めが奇跡的な釣れ方だったらしいのですが...
ミディアムダイバーのリップを持った高浮力シャロークランクという実験的なルアーだったので、まさか一発目からうまくいくとは思ってなかったわけです。

今ではノリーズのショットオメガビッグが同じコンセプトでありますね。
プラスチックとバルサの違いはありますが、狙っている動きは多分同じ所にあると思います。


 その型紙を使って、こんな風にバルサになぞり書きします。
この時、隙間がもったいないからといって、クッキーの型抜きのようにビッシリなぞり書きすることはしません。
かならず一列に並べます。


 この写真で、上のパーツと下のパーツを合わせることはしません。
必ず左右にならんだパーツを組み合わせます。

何故かと言うと、バルサにもフシがあるからです。
左右張り合わせたときに、右のお腹に硬い節が来たら、左のお腹にも節があってほしいのです。
節が片方だけにあると重量バランスが崩れますし、サンディングで柔らかい方だけが削れていくと形状の対称性も崩れることになります。



 バルサの節にそって切れ目を入れ、手でパカっと割ります。


 節に対して垂直方向は、ナイフでは厳しいのでのこぎりの登場になります。

そういえばのこぎりのまえに、隣り合うパーツに番号をふっておくべきでした。
今回は8個作るので、どれがどれだかわからなくなっちゃいますからね。

この工程は、僕はナイフかカッターでやってますが超静かな卓上糸ノコが欲しいところです。

この後両面テープで左右を仮合わせし、デザインナイフとサンドペーパーで形を整えます。
この形を整える工程が僕にとっては最も癒やしですね。


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