2012/11/18

松下電器が松下政経塾に潰されるという構図

僕は仕事を持っているので、トレードはなるべくシンプルで合理的でリスクの少ない戦略を組み立てます。

ここ何年かでほとんど負けていない戦略は、エコカー補助金やエコポイントという公的資金が使われることによって株価が上がったときに、対象となる企業をカラ売りするというもの。

例えばエコポイントが決まると、日本の各社はエコポイントの基準で商品を開発します。
しかし世界の消費者はエコなどという実態のないどうでもいいものは求めていないので、競争力を失っていきます。
競争力を失うことが明らかなので、だったら空売りしましょう、という流れです。



さらに『エコ』をすること自体が経済を縮小させるので、そういった角度からも株価は下がって当然なのです。

なぜエコをすると経済が縮小するかというと、貨幣は経済の血液だといわれますが、その貨幣の循環が停滞するからです。

例えば1000円札の端っこに自分の名前を書いて、それが1年のうちに何度も何度も自分のところに出たり入ったりする状態は、景気がいいといえます。
たくさん仕事をして、たくさん消費している状態です。
なんだか忙しそうですが、収入も、税収も増えますね。


この貨幣の流通量増加を政策金利(公定歩合)で実現することが一般的な金融緩和で、それ以外の方法で大々的に行うことを非伝統的金融政策といいます。
ちなみに貨幣の量が増えるだけで、循環の量は増えないのではないか、というのが大規模金融緩和政策に疑問を持っている人達の考え方ですが、それはそれで別の日に。


話を戻して、現在では、その名前入りの1000円札の使い道が無かったり、使いたいけどエコじゃないからといって我慢して、手元にずーっと残るような状態にあります。
我慢しているので企業は何も作る必要がないですし、何かをサービスする必要もないので、いわゆる国内消費は低下し、景気が悪くなっているというわけで
 
国民の大半は経済学に興味が無いので、「エコは大事だよね」といいながら、政府に向かって「景気を良くしろ」と、支離滅裂なことを訴えてます。



ここでパナソニックのカタログをみると、「エアコンの節電状況がスマホで見れる」というのが典型的ですが、、冗談だか本気だかわからないようなエコ機能が多々あります。
世界最高峰の技術を使って、海外では誰も欲しがらないようなアホな機能を開発しているのです。
同じ事を言いますが、エコは消費を低迷させるのに、利益を追求する企業がエコ機能を開発するという、支離滅裂な状況に陥っています。

その支離滅裂な状況を作っているのはエコポイントを推し進めている政府なので、松下政経塾出身の政治家が、松下電器を潰すことに加担するという皮肉な構造になっています。



ちなみにエコカーの場合は、原油価格が高止まりするという偶然が重なり、それなりにニーズがあるため、家電メーカーほどは悲惨な状況にはないっていないです。
しかし、あくまで偶然であると僕は思っています。



僕は、日本の家電メーカーには、かつての洗濯機のように、生活様式を変えるようなものを作って欲しいと願っています。
洗濯機はよく言われるように、女性を家事から開放し、仕事に就くことを可能としました。
それによって、女性は自分で稼いだ金でブランド品を買い、車に乗り、女子会をし、 つまり貨幣の流通量を上げ、経済拡大の一役を担いました。

洗濯機の誕生そのものが、経済に影響をもたらしているのです。

僕が常々欲しいと言っている『洗濯物を畳まなくていい洗濯・乾燥機』は、人がたたむ作業から開放されるので、その時間の分だけを仕事や消費活動ができることになります。
テレビにしても、炊飯器にしても、まだまだ人の生活を変えるような潜在的機能はたくさんあるはずです。
ぜひ開発して、世界中の人々の生活を変えていってもらいたです。
そして政府は、政府が何かやろうとしても、どうせエコポイントみたいな非国民政策しか生まれてこないので、そういう新しいチャレンジを邪魔しないような、小さな政府になってもらいたいです。

長くなったのでこの辺で。

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